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カテゴリー: 木工

白木のおもむき:ジャロッド・ダールの木工

By:
Ai Kanazawa
2019年5月18日グリーンウッドワーク ジャロッド・ダール

ジャロッドダールのスプーンを見るー>

ウィスコンシン州のアシュランドに住むジャロッド・ダールは、生木を斧とナイフのみで削って小物を作る、グリーンウッドワーカーである。

ジャロッド・ダール作 かえでのしゃもじ

 

グリーンウッドワークとは、人力のシンプルな道具や機械を使って、やわらかい生木を削って小物や小さな家具を作ることである。森や、時には庭から伐採した木などをすぐに使え、誰でも場所を選ばず行えるので、日本でも今徐々に人気が高まっている木工方法である。

ナイフなど、シンプルな道具を使って作るジャロッド・ダールのスプーン
ナイフでスプーンを削るジャロッド・ダール

20年以上の経験があるジャロッドは、安全かつ効率的にグリーンウッドワークが行える講習会を国内外で行なっている。日本でも2018年から、岐阜県にある岐阜県立森林文化アカデミーでワークショップを毎年やっている。特にジャロッドのスプーン削りのワークショップはとても人気があり、アメリカ国内でもすぐにいっぱいになってしまう。

ジャロッド・ダールのスプーン。削ったままの無垢材のうつくしい色と木目がたのしめる。

 

一般のつるつるに削って形成した木の小物と違って、ジャロッドの作品にはナイフで削った線が美しく残り、手で触るととても柔らかい。木のスプーンはたくさん持っているけれど、どうしてもジャロッドのものを手に取ってしまう。はつった白木の飾らない、正直な美しさをぜひジャロッドの作品で楽しんでほしいと思う。

ジャロッド・ダール経歴

1996年から木工に携わっているグリーンウッドワーカー。生木からカップやスプーンボールなどの小物を人力のシンプルな機械をやナイフや斧を使って作成。足でペダルを踏んで弓の弦に絡めた木を回し、削って形成するポールレーズなどを操作するワークショップや、斧とナイフでスプーンを形成するスプーンカービングのクラスを主宰する。北米のセンターフォーファニチュアクラフトマンシップ、ノースハウスフォークスクール、日本の岐阜県立森林文化アカデミーなどで定期的にクラスを開催している。

ジャロッド・ダール公式ウェブサイトー>

 

 

 

 

伝統の技を今に伝えるクーパー マーシャル・シーツ

By:
Ai Kanazawa
2019年4月17日クーパリッジ マーシャル・シーツ

マーシャル・シーツのプレビュー作品を見るー>

マーシャル・シーツは、アメリカバージニア州に住むマスタークーパー。クーパー (cooper)とは洋樽を作る樽職人のことで、その中でもマーシャルは、伝統的な道具のみを使って色々な種類の桶や樽を作成・修理することができる「マスタークーパー」である。現在彼のようなマスタークーパーはアメリカに6人ほどしか残っていない。

マーシャル・シーツのタンカード 沼杉の板と手打ち鉄箍
イギリスロンドンのテムズ川沿いで見つかった17世紀のタンカードをモデルにしている。
「アメリカの手仕事展」2019年5月 出店予定

初めてマーシャルの作ったバケツやピギン(手桶)を見たときにはその重厚で頑丈な作りに驚いた。軽くて薄い木を使った繊細な日本の桶と全く違う。狩猟民族と農耕民族の桶や樽の用途や扱いが違うからだろうか。たくましいボディーにドローナイフで削ったあとが残る木の表面や、鉄を叩いて作ったタガに残る傷も美しい。

マーシャルシーツの手桶とバケツ <写真提供マーシャルシーツ>

機械を使えば時間も労力も減らせる作業を手で行うマーシャルは、「現代の資本主義社会で、全ての工程を手でやる製品を作って販売するのを生業にするのは、経済的自殺になり得る」と冗談を言って笑う。それでもうるさい機械を操作して木塵にまみれて作業をするのと、道具を使う仕事をするのでは、後者のほうが何倍も生活の質が高いのではないだろうか。日本の鎌倉・室町時代の木造建築に使われた規矩術などが現在以上に優れていたとどこかで読んだが、いにしえから伝えられた技能の番人は今こそ未来のために必要だと感じる。

マーシャル・シーツ略歴

コロニアルウィリアムスバーグのマスタークーパー、ジェーム・スペッテンジェル氏に6年間師事後、独立してクーパリッジの会社 Jamestown Cooperage を起業する。現在は桶や樽の制作や販売、また多数博物館や学校でのデモンストレーションやトレーニング、そしてコンサルティングの仕事をしている。熱心な研究家でもあるマーシャルは、現在ハグリーの火薬工場、ニューイングランドの捕鯨産業、そして18世紀後半から19世紀にかけてのシェーカー教徒による桶や樽などをリサーチ中。

マーシャル・シーツ公式ウェブサイト

アリス・オグデンのブラックアッシュバスケット

By:
Ai Kanazawa
2019年4月10日アリス・オグデン 木工 バスケット

アリスオグデンのプレビュー作品を見るー>

アメリカ北東部ニューハンプシャー州のフランクリンで30年以上、木でバスケットを作っているアリス・オグデンが作るバスケットはきっちり目がそろっていて、まさに彼女の勤勉さや几帳面さが現れている。

アリスオグデンのブラックアッシュバスケット

アリスのバスケットは彼女の工房の周辺、北アメリカ東部に分布している「ブラックアッシュ」というモクセイ科、トネリコ属の木を使って作られる。皮を剥 がした木部を繰り返し叩くことで年輪を分離させ、へぎ板を取り、細く割ってから手で編みだされるこのバスケットは、とても丈夫で、月日が経つほどつやが出て美しくなる。

アリス・オグデン作オニオンバスケット/オークのスイングハンドル付き 
左が古つやを帯びたもの
毎年アリスが作るクリスマスツリー用の飾りカゴ
ホワイトハウスのクリスマスツリーに飾られたこともある

 

バスケットの材料になるブラックアッシュと、枠やハンドルの部分になるオークは、夫で木こりのブラッドさんが近くの森から切り出してくるもの。切り倒した一 本の木がバスケットになるまで、すべてを手作業で行うことがアリスのこだわり。バスケットの枠もハンドルもひとつずつオーク材から彫りだして作る。

アリスの工房
木を割るアリス 左の道具は枠とハンドルを削るシェーブホース
オーク材から手彫りされたバスケットの枠

黙々とバスケットを作る母を助けるのは、アリスの子供たち。雨が降りはじめると道具や材料を乾いたところに移動させ、工房の掃除やかたづけを手伝う姿には胸を打つ。家族の協力があって完成するアリス・オグデンのバスケット。その美しいバスケットはアメリカスミソニアン美術館にも数点収蔵されているほど評価が高い。一つ一つがアリスの徹底したこだわり、そして家族の絆が凝縮されている作品なのだから。

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