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カテゴリー: ナン・ケネディ

羊飼いナン・ケネディのバイオリージョナリズムにかける情熱

By:
Ai Kanazawa
2019年4月2日ウール ナン・ケネディ

ナン・ケネディのブランケットプレビューを見るー>

ナン・ケネディNanne Kennedy と会話をすると、再生可能エネルギー、生命地域主義、持続可能性などという用語が次から次へと出てくる。そしてナンは用語を使うだけでなく、日々実行している人である。

メドークロフトファームで放牧される羊たち (写真提供 アユミホリエ)

ナンはアメリカの北東、メイン州のメドークロフトファームという羊牧場の経営者。20年に渡って交配した羊から取れる極細グレードのウールを生産し、その高品質な毛糸使ってブランケットやセーター、そして毛糸などの商品を作って販売している。

忙しいナンの一日は、主に畜産に関連した厳しい仕事をこなしながら過ぎる。水やり、繁殖、出産など、約百頭の羊を一人で世話をしている。ナンの羊たちは広大な牧草地のなかで自由に放牧されている。

羊の世話をするナン・ケネディ (写真提供 アユミホリエ)

メイン州の長く寒い期間も彼女に休む時間はない。冬の間は牧場や設備の定期的なメンテナンスなどの仕事があるからだ。

牧場のフェンスを修理するナン (写真提供 アユミホリエ)

養羊に関わる知識と同様に、ナンが特に誇りを持っているのが彼女が独自に開発した毛糸に色を付ける技術。ナンの毛糸は天然素材と無機顔料を使って作ったオリジナルの染料で染められている。

海水とお酢そして日光で染められた毛糸 (写真提供 アユミホリエ)

オリジナルの染料で、浴槽に地元の海水とお酢を加え自ら設計した太陽電池で水をあたためながら毛糸はゆっくりと染められてゆく。

原料となるウールの扱いから見ても、ナンの自然に対する配慮は明らかである。例えば、通常は羊毛から異物を除去する際に強い加熱や硫酸スプレーを施すが、これらのことは環境に悪いだけでなく、ウールが後に肌に触れた際にちくちくする原因になるので一切行なわない。また、ウールは強い洗剤で洗浄せず、石けんを使って洗う。

毛糸をすすぐ様子 (写真提供 アユミホリエ)

 

ナンのバイオリージョナリズムへの情熱は毛糸で終わらない。彼女の販売しているメインブランケットは、すべてメドークロフト農場から5時間以内に位置しているアンティークの織り機で織られたもの。以前は活気のある織物生産地であったニューイングランドの産業を支え続けたい彼女の大事なこだわりである。

メインブランケットとナンの手 (写真提供 アユミホリエ)

 

ナン・ケネディは農業や中小企業がどのように理想主義と実用主義を両立できるか例示してくれている。そして今日もやすむこと無く、その実現のために人生を捧げている。

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